今年の愛媛の水不足はちょっとヤバイ
毎年四国は夏場に雨が少ない為、水不足に陥りがちなのだけれど、今年の減り方は平成6年に起きた渇水よりも危ない減り方をしていて、今月頭から農業用水や生活用水などの取水制限を開始していたりします。
危険な減り方というンはこのグラフを見ていただくと分かるかな。
【松山市水源状況・雨量と給水量 石手川ダム貯水率の推移(年間)】
【2264石手川ダム - ダム便覧】
6月に入ってからかなり減っている。
もちろん、四国の中には色んなダムがあるのだけれど、それぞれもかなり水が不足しており、地下水を利用している伊予市では早くから一般の生活用水の取水制限をしていた。
【石手川ダム 石手川ダムの貯水情報】
6月19日
【渇水:石手川ダム貯水率60.7% 時間断水、来週にも検討−−松山 /愛媛(毎日新聞) - Yahoo!ニュース】
↓
6月22日
【渇水:県内に雨、ちょっぴりおしめり 石手川ダム貯水率、50.8%に減少 /愛媛(毎日新聞) - Yahoo!ニュース】
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6月23日
【石手川ダム:貯水率50%割る 渇水調整協議会、取水制限の強化も−−松山 /愛媛(毎日新聞) - Yahoo!ニュース】
愛媛は農業が盛んであるため、この時期に田んぼに水を張るのに沢山水が必要になる。
上の記事で、もうだいぶ田植えも終わったように言っていますが、それまでに少なくて田植えできていない所があったので、まだこれからの所もある気がしますよ。
この田んぼを作らせないようにするのは農家の人に迷惑がかかるし、そもそもミカンなどの柑橘にも水は必要なわけで、ここ数年の水不足でミカンの生産数も減ってきている。
ずっと以前から北条の方から水を分けてもらう話し合いがされていたが、北条の言い分として地下水が無くなってしまうと地盤沈下の恐れがあると一貫して拒否され続けている。
となるとダムの拡張なり新たなダムが必要なのだが財政的にも問題がある。
冬も雨が少ないし梅雨も来てないようなので石手川ダムも年間を通してほとんど水を放水しない。
ゆえに、石手川には水が無く、川の生物はいなくなって土のみの川に草がいっぱい生えている。
市民にも年間通して水を使い過ぎないようにという市からのお知らせがあり、地下水を掘る所も増えた。(鉄などが出て飲めない場合も多い。)
雨も雪も降っていない上に川に水が無いのだから、地下水もドンドン無くなっているらしいです。
愛媛のコンビニには水をためておくタンクが売られていたりもします。
昼間に水を貯めておいて、水洗トイレで使うんですね。
台風が来てほしくない県が大多数でしょうが、今、四国に欲しいのはまとまった雨を大量に降らせてくれる台風だったりする現状があります。
まだこんかなぁ〜