「魔女の宅急便」の豆知識

現在、金曜ロードショーは今年の夏に「コクリコ坂から」公開の件もありジブリ祭りですね。それで今夜は「魔女の宅急便」が放送されるということもあり、魔女宅のトリビアまとめが話題になっています。
魔女の宅急便を100倍面白く見るトリビア - NAVER まとめ魔女の宅急便を100倍面白く見るトリビア - NAVER まとめ
ということなので、そちらに載っていない豆知識としいうかコネタをこちらにも載せてみますね。
魔女の宅急便 [VHS]

魔女の宅急便宮崎駿監督のオリジナルではなく、数々の賞を受賞した角野栄子先生原作のアニメ化であり、宮崎駿監督は監督・脚本そしてプロデューサーとしても取り組まれた作品です。(本当はプロデューサーだけしようとしたら全部やっちゃった)

見どころ

少女が自立し大人に成長する過程

となりのトトロ」のサツキ(11)と「魔女の宅急便」のキキ(13)には何か共通したものが見えてきます。
大人に成長する過程で起きる事件(=経験)
少女が大人に成長するというお話であり、それに伴い色んな身の回りの変化も起きます。(ホウキに乗れなくなってみたりジジの声が聞こえなくなったり)

登場人物

オキノ

キキのお父さん。妖精や魔女に着いての伝説や民話の研究をしている民俗学者

ジジ

魔女は女の子が生まれると同じ時期に生まれた黒猫の雄を探して一緒に育てる。
つまりジジは13歳。

魔女の宅急便に登場するのはトンボとパン屋の亭主以外ほとんど女性キャラクターです。
Wikipediaにはウルスラ役の適任者がいなかったとなっていますが、実際のところ高山みなみさんがキキとウルスラ一人二役になったのは、それぞれのキャラクターが各年代を代表する女性として登場し、それらは根本的に1人の人物が成長したものという発想があったからだそうです。
キキ(13)→ウルスラ(18)→オソノ(26)→コキリ(37)→老婦人(70)
魔女の宅急便 (スタジオジブリ作品) - Wikipedia魔女の宅急便 (スタジオジブリ作品) - Wikipedia

キキとウルスラの主役級の2人を当時声優3年目の高山みなみが1人で担当している。高山は元々はウルスラ役のみ演じる予定だったがキキ役に適任者がいなかった為、オーディションを受けた上でキキ役に選ばれたが今度はウルスラ役に適任者がいなくなりキキとウルスラ一人二役を演じる事になった。

舞台のモデル

舞台のモデルがNAVERのまとめでは「ゴトランド島 ヴィスビー」と「ストックホルム」(どちらもスウェーデン)となっていますが、これは監督以外のスタッフが製作前にロケハンに行った場所であり、
宮崎駿監督自身は「アイルランド」へ行って映画のイメージを考えたそうです。
ちなみにキキが降りて生活することになった街『コリコ』は電気があるけれどガス灯もあり複葉機や飛行船や自動車があるけれどそんなに近代化されていない、でもテレビはあるという色んな時代が入り乱れた街なみです。
ですから、パリのようでもありサンフランシスコや東京・銀座や北欧・南央というヨーロッパのような趣も兼ね備えています。
魔女の宅急便のモデルとなった街、ガムラスタンの景色 | スウェーデンスタイル・コム魔女の宅急便のモデルとなった街、ガムラスタンの景色 | スウェーデンスタイル・コム

キキの住む町「コリコ」全体図

キキの住む町「コリコ」全体図

旅立ちの鈴

キキが村を出発する際、木にぶつかるたびに鳴っていた鈴の音。
あれは「キキが飛び立つときに鈴を鳴らして欲しい」と原作者の角野栄子先生から宮崎駿監督に注文があったからとのこと。

高山みなみさん(キキやコナンくん担当)

(はてブにも書きましたが)キキの声をした高山みなみさんはコナンも担当しているが、元夫は青山剛昌先生

おまけ

他の作品にも登場

平成狸合戦ぽんぽこ」にキキが登場しています。妖怪大作戦の際に「魔女の宅急便」のキキがほうきに乗って空を飛び、「紅の豚」のポルコ、
おもひでぽろぽろ」のタエ子、「となりのトトロ」の大トトロが出てきます。
ジブリの「平成狸合戦ぽんぽこ」に魔女の宅急便のキキが出てるそうなんですけど ど... - Yahoo!知恵袋

原作ではキキも大人に

原作では話が続いていまして、キキはトンボと結婚をし双子の子供のお母さん(30歳半ば)になっています。
2009年に出た「それぞれの旅立ち」では13歳になった子供達が新たな旅立ちをします。

魔女の宅急便 〈その6〉それぞれの旅立ち (福音館創作童話シリーズ)
魔女の宅急便 〈その6〉それぞれの旅立ち (福音館創作童話シリーズ)

コクリコ坂から 公式サイト
コクリコ坂から 公式サイト