韓国、古里原発で一時全電源を喪失

韓国の古里原発地震関係なしに、ここ3年で8件の事故を起こしている。
電源喪失の韓国原発、現在も非常電源故障のまま - Fun heureux電源喪失の韓国原発、現在も非常電源故障のまま - Fun heureux

2012/03/13
韓国・プサン 原発で一時全電源を喪失 NHKニュース韓国・プサン 原発で一時全電源を喪失 NHKニュース

先月、韓国南部・プサンにある原子力発電所で、12分間にわたって電源がすべて失われる事故が起きていたことが明らかになり、韓国政府が詳しい原因を調べています。
韓国政府の原子力安全委員会は、13日、プサンにあるコリ原子力発電所1号機で、先月9日の午後8時半すぎから12分間にわたって電源がすべて失われる事故が起きていたと明らかにしました。
それによりますと、当時、コリ原発は定期点検中で、1号機では核燃料を交換するための点検や補修が行われていましたが、その際、外部電源からの電気供給が止まり、非常用のディーゼル発電機も作動しませんでした。
1号機の原子炉は停止状態でしたが、使用済み核燃料の貯蔵プールと原子炉を冷却する設備は稼働中だったということで、原発を運営する事業者は12日まで、発生から1か月以上にわたって事故を報告していませんでした。
コリ原発1号機は34年前の1978年に運転を始め、もともと運転期間は30年間という設計ですが、韓国政府はそれを延長しています。
東京電力福島第一原子力発電所の事故が深刻になったのも電源の喪失が大きな要因であるだけに、韓国の原子力安全委員会は事態を重くみて、13日、調査員を現地に派遣して詳しい原因を調べています。
2012/03/13
東京新聞:全電源喪失、1カ月隠す 韓国・釜山 古里原発:国際(TOKYO Web)東京新聞:全電源喪失、1カ月隠す 韓国・釜山 古里原発:国際(TOKYO Web)
韓国の国家機関、原子力安全委員会は十三日、韓国南部・釜山にある古里(コリ)原発1号機で定期点検期間中に外部電源が供給されず、非常発電機も作動しない事故が発生しながら、電力事業者の韓国水力原子力株式会社が一カ月以上報告しなかったと明らかにした。同委は十二日夜、事態を重視して今月四日から再稼働していた同機の停止を緊急指示した。
 同委によると、事故は二月九日午後八時ごろ発生。外部電源の供給は十二分後に復旧した。ただ、原子炉の稼働を停止した状態の点検中だったとはいえ、給電が途絶して原子炉や使用済み燃料プールの冷却に支障が出かねない事故だった。
 同委は事故が今月十二日まで隠蔽(いんぺい)され、報告されなかった点も問題視。韓国の原子力安全法は、原発施設の故障などの事実は遅滞なく同委に報告するよう定めており、同法違反の可能性もある。稼働停止の緊急指示を受け、同機は十三日午後十時ごろに完全停止する見込み。同委は原因究明のため、調査団を急きょ派遣した。
 古里1号機は二〇〇七年に三十年の設計寿命を終え、翌年から十年の運転延長に入った韓国で最も古い原発。九州・福岡まで約二百キロの距離にある。今回は十二〜十五カ月ごとの定期点検で、核燃料棒交換とともに、同委は特に施設の経年劣化などを重点確認すると事前発表していた。
 地元釜山では、福島第一原発事故の発生から一年に合わせ、古里1号機の危険性を訴え、廃炉を求める集会やデモも開かれた。
<古里原発1号機> 韓国最初の商業用原発として1978年に運転を開始。これまでにも、たびたび故障が起きており、地元では閉鎖を求める動きが活発になっている。加圧水型軽水炉。出力58万7000キロワット。韓国南部の釜山中心部から北東約30キロの日本海沿岸にある。 


2011/04/20
聯合ニュース聯合ニュース

1978年4月に商業運転を開始した韓国初の原子力発電所、古里原発1号機が電気系統のトラブルで運転を停止している中、4号機にも19日午後、電気系統故障が発生した。非常用発電機が正常に稼働し、運転停止にはつながらなかった。

 だが、原発整備作業員のミスで事故が発生した上に、2人の作業員が高圧電力で感電、やけどを負ったことから、古里原発の安全マニュアルとシステムの再点検を求める声が上がっている。

 また、福島原発事故以降、原発の安全性をめぐる議論が高まっており、古里原発周辺住民が不安を募らせている。

 韓国原子力安全技術院(KINS)によると、この3年間で古里原発では8件の事故が起きた。1〜4機のうち、3号機で最も多い4件、2号機で3件、1号機で1件となっている。

 ことし2月28日に商業運転を開始した新古里1号機でも昨年からの試運転で計8件の事故があった。

 古里原発周辺の住む住民は「過去も原発で数多くの故障事故があったが、福島原発事故以降は軽微な故障という政府の話しを信じていいのか疑わしい」と話した。また、「住民が不安に思わないよう、事故原因を徹底的に公開し、安全点検を行っていほしい」と呼びかけた。

 これに対し、古里原子力本部は「原発運転の経験が足りず、古里1号機の商業運転が始まった際は故障件数が多かったが、2000年代に入っては故障が急減している。韓国の原発運営能力は世界最高レベルだ」と釈明した。


2011/12/02
韓国の原発、原子炉配管3800本が破損!!!韓国の空気や水が汚染 【M0.0】韓国の原発、原子炉配管3800本が破損!!!韓国の空気や水が汚染 【M0.0】

慶尚北道蔚珍(キョンサンブクド・ウルチン)原子力発電所4号機の伝熱管3800個余りが損傷したことが明らかになった。
伝熱管は原発の蒸気発生器内部の熱を伝達する管だ。破損した場合には外部の空気と水などが放射性物質に汚染される。

原発関係者は、「破損した配管をふさげば安全に大きな問題はない」と話した。

2011/12/04
asahi.com(朝日新聞社):韓国、日本海側に原発2基の新設許可 福島事故後は初 - 国際asahi.com(朝日新聞社):韓国、日本海側に原発2基の新設許可 福島事故後は初 - 国際

 韓国の原子力安全委員会は2日、日本海に面する慶尚北道・蔚珍(ウルチン)での2基の原子力発電所の新設を許可した。東京電力福島第一原発の事故後、新規の建設を認めたのは初めて。韓国政府は原発輸出の「世界3大強国」を目指すことも打ち出しており、原発推進の動きを加速させている。

 安全委によると、2基はいずれも加圧水型軽水炉(出力1400メガワット)で、総工費は約6兆3千億ウォン(約4300億円)。2017〜18年の完成を目指す。安全委は同時に、日本海沿いの古里(コリ)(釜山、蔚山市)と、月城(ウォルソン)(慶州市)で建設が進んでいた2基の試運転の開始も認めた。

 現在、韓国の原発は21基で、総発電量の3割超を占める。福島での事故後、韓国でも原発への不安が高まり、有名作家や詩人らが参加する「脱原発」を目指す市民団体も発足した。