女子中学生に抱きついた教諭を「指導の範囲内」と市教委

静岡県浜松市の私立中学勤務の男性教諭が2007〜2008年の間、女子中学生に抱きつくなどしたにもかかわらず、市教委がセクハラ認定を行わず文書訓告処分としていた問題で、市教委は「教諭の指導の範囲内だった」として、当時の判断は適切だったと繰り返しました。しかし「今であれば厳しい処分となる」という認識も示しています。

当時に調査も通報もしない市教委に女子生徒が聴取をして欲しいとは願わない。
やはり学校の事件は警察など第三者機関が調査しなければいけない。
女子に抱きつく教諭…「指導の範囲内」と市教委 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)女子に抱きつく教諭…「指導の範囲内」と市教委 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 浜松市内の市立中学に勤務していた男性教諭が2007〜08年、女子生徒に抱きつくなどしたにもかかわらず、市教委がセクハラ行為と認定せず、文書訓告処分としていた問題で、市教委は31日、記者会見を開き、「教諭の指導の範囲内だった」として、当時の判断は適切だったと繰り返した。

 一方、「今であれば厳しい処分となる」との認識も示した。

 記者会見した谷口卓教職員課長は「生徒は最初、男性教諭の行為を指導として受け入れていた。男性教諭の行為は、行き過ぎた指導で、文書訓告とした判断は正しかったと考えている」と述べた。

 「指導の範囲内」と結論づけた理由について、谷口課長は「保護者の意向で生徒本人への聴取はできず、教諭本人は一貫して『指導の一環』と答えていた。意図的なセクハラとは認定できなかった」と釈明した。

 一方、谷口課長は市教委が09年6月、教職員のわいせつ行為を防ぐ通知を出していることに触れ、「男性教諭の行為は通知が出る前だった。今思えば厳しく処罰されるべきだった」とも述べ、「時代的にも厳しくなっているので、今同じ行為があれば厳しく処罰される」との考えを示した。