美容師が教える正しいシャンプーの仕方

髪と頭皮に優しいシャンプー(及びトリートメント)は、ちょっとした心がけで育毛にも髪や頭皮の状態にも、かなり違った結果を生みます。

ここでは、美容師Tomoが正しいシャンプーとトリートメントの方法を紹介します。

正しいシャンプー(髪の洗い方)の仕方

  1. 髪の毛の長い人は髪を洗う前に、コーム(櫛)やブラシにて髪のもつれを取っておく。
  2. 熱すぎない温度のシャワーのお湯にて頭皮を流しつつ、指の腹で優しくシャンプーする要領でこすりマッサージする。
  3. シャンプーは適量を手にとって両手でこすり合わせて泡立ててから頭皮全体につける。特に頭頂部は髪が長かったり、頭をうつむく関係上ついていない場合があるので注意する。
  4. 頭皮上でもよく泡立てて頭全体についたらマッサージを始める。
  5. 爪を立てず、指の腹でやさしく、そして丁寧に頭皮をマッサージする。強く洗いすぎると頭皮を傷つけたり痒みの原因になったり、逆に刺激から守ろうとして頭皮が固くなったりします。
  6. 髪をこすり合わせる必要は無く、洗いとすすぎの時に汚れは取れています。
  7. シャンプー後のすすぎは、かなり丁寧に行ないます。最初のすすぎの要領で、3倍の時間をかけるようにしてシャワーのお湯をかけつつ指の腹でマッサージして流していきます。

正しいトリートメントの仕方

  1. シャンプー後よく洗い流したら、タオルで髪の毛を挟んで押さえ、ある程度髪の毛の水分ををとっておきます。こうする事で、髪にトリートメントをつけても薄まる事がありませんので、トリートメントの吸収を十分に促し本来の保湿や補修の効果を出す事が出来ます。
  2. トリートメントは頭皮につけないで髪の毛のみに塗布するようにします。
  3. 髪の毛が長い場合は、サイド→トップ(頭頂部)→後ろの外側(後頭部)→ネープ(首〜耳の箇所)と分けてつけます。また、毛先には多くつけるようにします。(少量しかつけない方がいますが、髪の毛の量に合わせて少し多めにつける方がトリートメントの効果が出やすいです。)
  4. トリートメントをつけたら10分から20分放置します。蒸しタオルやラップ、ヘアキャップで頭を包んでおくと浸透率が増すので効果が高まります。
  5. 髪が痛んでいる人は出来れば流す際にチェンジリンスをします。洗面器にお湯を溜めて、洗面器の上で髪にそのお湯を手ですくってかけていきます。髪にかけたお湯はトリートメントを取りつつ洗面器に流れます。そのお湯を何度かかけつつ、髪を流します。
  6. トリートメントを流す際は洗面器ですすぎます。若干しっとり感が残るくらいに流す事で、仕上がりがより良くなります。