子供の時にファッションセンスを持つと良い点と悪い点

校則で髪型や髪の色や服装を限定する事は昔からあったし、今でも多くの学校では校則で制服を着なくてはいけないとか髪を結ばなくてはいけないという校則は根強くあるようです。
(※これは某チャットで高校生に聞いた話ですが、一部の私立校などでは自由な髪型や服装の所があるようです。)

Tomoが中学生の時は校則で男子は坊主頭と決まっていました。女子はおさげかみつ編み。
これは今になってみたら可愛いんですけどね、かなり当時は嫌でした。
現在では、男子においては、もうちょっと長めの耳までとか肩にかからないなら良いというようになったようです。

服装は男子は詰襟の服で女子はセーラー服。カラーリングは原則禁止です。
(※地区によって、もしくは高校ではブレザー・ネクタイの所もあるようですね。)


子供のうちにファッションセンスを磨くと良い点もあると思うし悪い点もあると思います。
■良い点
好感を持たれるファッションセンスを磨く事が出来る(?)*1

■悪い点
勉強に影響がある(?)*2
服装の乱れは心の乱れ(?)



「学生の本分は勉強をすることである」

「髪型や制服を規制する事で、勉強に集中させる事が出来る」


「ルールを守る」ことは大事。「先生は校則というルールを守らせなければならない」それもわかる。

これらは凄く大事な事は分かるのですが、それが原因で髪の毛を染めてしまう子や服装が乱れる子が出る場合も多いのかもしれませんね。


ルールを破るのではなく、「だらしなく無い勉強をする服装」という前提の校則を作って、子供の中で「ルール」を作らせてみたらどうなのかなとは思います。


大人の押し付けのルールでは反発する子は、いつの時代にもいました。

昔なら不良の代名詞的なヤンキーみたいな子や、今ならギャル(笑)ですかw

ああいう、突飛なスタイルの子が出てきて、小悪魔ageha とか売れちゃうわけです。
(※小悪魔ageha 、髪の巻き方特集とかかなり充実していたりします。)

センターGUYなんて男の子が一時いましたけど、あれはいかんw

ああいった「ちょっと不思議なファッションの子」を出さない為に、オシャレなどは子供のうちからさせて良いと思いますけどね。


校則を緩和すると、最初はおそらく、凄い子出てくると思います。

髪の毛金髪になったり、過激な服装の子も出てきそうです。
でも、オシャレをする事に失敗は必要なんですね。それもまた経験となります。

そのうち「あなた、その服にその服の組み合わせはないよ」「もっと色を落とした方が肌とか瞳の色にあうんだよ」って、子供同士で教えあうんじゃないですかね。


実際、今の子供は小学生でも中学生でも、もちろん高校生でもオシャレに敏感な子は多くて驚かされる事は多いです。
(※たまに、ピンクピューマのジャージにキティちゃんサンダルの女子高生が来店してビックリする事あるけど。)


それで一番言いたかったカラーリングについてですが、実質、校則のある学校に行っている学生はTomoの店でカラーリングさせません。

一回だけ親にまで頼まれて染めた事はあります。

校則で禁止されているのにカラーリングしたら、先生に「染め直して来い」と言われるんですよ。
そしたら、タダで染め直して欲しいと懇願される事があるわけです。

Tomoはそういう分かっているのにヤッチャッタ、おバカな子に弱いぞ。
染め直してあげたんですが、毎回そんな事は出来ません。

もう次から頼まれてもお断りして染めなくなりました。



ただ、校則あっても染めようとする学生の子はお金も無いですから、スーパーやドラッグストアで売っているカラーリング剤で髪を染めちゃうんですよ。

っで、ムラになったとか染まらなかったとか痛んだという相談や苦情(?)をTomoの所にしてくるんですが、これが毎年夏休みあたりに起きる子供たちがオシャレした際の問題点。


安全にきれいに染められるのは技術のある美容師なんですが、失敗した髪の毛は直してあげる事もむずかしいんですね。


あと、海外では多色染めであの金髪にしている人が多いのですが、美容室で発足したヘアカラー教会に発足の時に入会して日本でそれをしようとしたら、コギャルの「白メッシュ」になって当時幻滅してました。
(※その団体は、当時入っていた美容室では問題があったようで上司に怒られたとかどうでも良いです。)


とまぁ、理想を並べても学校というところは、勉強をするところですし前例の無い事はしないでしょうから、現在、一部で私服や髪型自由な学校を除いて、これからも校則は続くのだと思います。

でも人に好感を持たれる服装の幅をもうちょっと広げても良いと思います。



それでなぜこの話をしたかと言うと以下のニュースと関連記事ですね。

茶髪の何がいけないのでしょうか/意味のない校内ローカルルールには断固として反対する - 教えてお星様
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この事件は、犯行とそれに至る経緯とは別に考えた方が良さそうです。

先生にはさみを押し当てるなんて事は、もしもの場合もあるのですから、決してあってはならない事です。


ただ、卒業式までその子を指導しなかった教師が、卒業式に保健室で指導して追い詰める必要があったのかなという気はします。
就職指導とか卒業式の件で色々忙しかったのでしょうかね。

憶測では何も分かりませんが、あともう数時間で卒業するが逮捕されるなんてのは、ちょっと不憫な事情を想像してしまいます。

中3女子「卒業式出たい」 茶髪注意され、教諭にはさみ押し当てる - MSN産経ニュース

 埼玉県警越谷署は14日、暴力行為処罰法違反の現行犯で、越谷市、同市立中学校3年の女子生徒(15)を逮捕した。
 越谷署の調べでは、女子生徒は14日午前10時10分ごろ、同校の保健室で、机の上にあった分解できるはさみの片刃ずつを両手に持ち、男性教諭(52)の背後から刃の部分を両肩に押し当てた。女子生徒は窓から逃げ出したが、別の教諭らに取り押さえられた。
 越谷署の調べでは、事件当日、同校は卒業式。午前9時45分ごろ、女子生徒が遅刻して体育館に現れたところ、男性教諭に「スカートの丈が短い。髪の毛が茶髪だ」と指摘され、保健室で注意を受けていた。越谷署の調べに対し、女子生徒は「卒業式に出席させてほしかった」と供述しているという。


それから、最近は元々の髪の毛がクセ毛の子や茶髪の子も多いです。

そうした子を「黒髪で無ければいけない」と染める事を強制する事は、逆に傷害や強要のケースになった事もあります。
そう行った事もふまえて、子供を抑え付けるのではなく理解のあるルールのあり方を考えてもらえる機会が設けられる事を願ってやみません。


■2005年4月
CUTPLAZA NEWS » 髪染め強要訴訟:NPO、県教委に文書開示を請求/宮城

過剰指導と女子高生が提訴 宮城
 生まれつき髪が茶色なのに、教諭に黒色のスプレーを吹き付けられるなどして染めることを繰り返し強要され、自主退学を迫られたなどとして、宮城県蔵王高校(県立)の元一年生の女子生徒(16)が八日、県に慰謝料など計五百五十万円の支払いを求める訴訟を仙台地裁に起こした。
 同高の庄子英利教頭は「一部行き過ぎた指導があった」とし、宮城県は「黒く染めるように指導してきた生徒が結果的に従わず辞めることになったと学校側から報告があった」と話している。
 訴状によると、女子生徒は生まれつき髪が茶色で、昨年四月に黒く染めて同校に入学。染色で髪の傷みが進んで逆に赤みが増し、教諭から繰り返し染めるよう強要されたという。
 父親が「本人がどうしようもないことでなぜそんなに責めるのか」と抗議したが、十一月には教諭に髪をゴムで結んだまま黒色のスプレーを吹き付けられ、十二月になって「進級は無理」などと自主退学を迫られた。教諭は「最後のテストを受けさせてほしい」とする女子生徒の要望を拒否したという。
 女子生徒は今年一月に退学し四月から宮城県外の高校に移った。
 原告側は、学校の規定で染色は禁止なのに、教諭が生徒に規律違反を強いるのは違法性が高く、人格権の侵害と主張。髪をとかすと切れるほどスプレーで傷んだとして「傷害罪にも相当する犯罪行為」としている。

*1:センスの問題なので、どうしても服装や髪型が分からない子もいるかもしれません。

*2:服装や髪型の自由な高校もあるようですけど、それで勉強しなくなったりとかないような気がします。